現場に即した分かりやすい設定で、横展開を実現
貴社系列工場では10年以上前からご使用いただいていて、今回満を持して新工場にも導入いただきました。
現状の活用状況を教えていただけますか?
はい。当工場でも機種は違いますが、バルブボディの検査で2台の設備を運用中です。
N様のANALYZERに対する印象はいかがですか?
単にセンサーという位置づけではなく、設定のパラメタが豊富だなと感じています。
メーカー知見に裏付けされた現場に即したパラメタ設定があり、問い合わせにもダイレクトに回答をもらえるなどですね。
ありがとうございます。たとえば、どのような点でそのように感じていらっしゃいますか?
そうですね・・・例えばバルブボディは、ザク巣(密集巣)の検査規格が謳われていますが、そのままの名称で検査できる機能が用意されているあたりとか。
私たちのやりたいことと直結していて、現場を理解されている機能だなと思います。
確かにANALYZERでは、ザク巣という名称そのもので検査の設定ができますね。
他の画像検査機では、そのような機能はないのですか?
他メーカーの装置にも機能はあると思うんですが、どのパラメタを設定すれば検査ができるのか、機能の名称を見てもやりたいことと結びつかないことが多いですね。パラメタは豊富ですが、どのように使えば良いのか分かりづらい印象です。
なるほど。現場の方々の印象はいかがでしょう?
原因不明のチョコ停が1直あたり1~2回発生していて、気になると言っていましたね。
他の設備に比べると頻度が多いかなと。
もっと活用しやすい装置にするため、どんな機能があれば嬉しいですか?
実はANALYZERの前工程で、リーマ未加工のチェック(ポカヨケ)を光電センサーで行っているのですが、このセンサーの感度が悪くて、とても誤報が多いのが悩ましいです。現場では、この前工程も含めて検査機とみなされているので、ANALYZERのイメージも悪いかもしれません。
それは弊社としても何とかしたいですね!
光電センサーは温度変化に弱くて、朝設定してもお昼過ぎにはキャリブレーションし直すこともあります。
工場内は1日で10度くらい温度が変わることもあるので。
リーマ未加工なら、ANALYZERで検査できるように思うんですが、どうでしょう?
そうですね。画像に明確な違いが出るなら、設定で判別できそうな気がしますね。
一度、データをご提供いただければ、適した設定をご提示できると思います。
是非、現場の方々のイメージを挽回させてください!(笑
他には、どんな機能があれば使い勝手が良くなりますでしょう?
そうですね。もっと現場の人が操作しやすい設備だと嬉しいですね。
現場レベルだと、パソコンは触ってはいけないものという認識で、操作が難しいイメージがあります。
検査条件など細かい設定を現場で変更できる必要はないですが、たとえばレーザの強さはGOTのタッチパネルやタブレットの画面から、スライドバーで直感的に調整できると、操作ミスも少なく誰でも扱えるかなと。
貴重なご意見ありがとうございました。現場の方にも優しいインターフェースを検討していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。