EV化はアナライザーに不利?
「EV化が進むと、アナライザーさん、厳しくなりますね?」
たまに、このようなお話をいただきます。EV車はガソリンエンジン車と比べて、部品点数は約1/10になるそうです。
“部品点数が減る->検査部品が減る->検査ニーズが減る”
弊社のANALYZER3はガソリンエンジン車系の重要保安部品の穴検査で、自動車業界の多くのお客様にご活用頂いています。単純に考えると、仰る通りかもしれません。
(とはいえ、まだまだ認知度は低いと自覚しておりますので、ガソリンエンジン車系の引き合いも注力しますよ!)
一方で、ここ数年、EV系部品の検査の引き合いが増えています。
特に多いのは、ネジ穴の鋳巣を検査したいというニーズです。ちなみにネジ穴は、こんな感じで写ります。
モータやバッテリのケースなどは、穴数が多く、部品によっては50穴を越え、穴ごとに検査規格が違うなど、もはや人が正確に目視で検査するレベルではない場合もあります。
ケースのネジ穴を検査している紹介動画(youtube)もありますので、お時間ございましたら、是非ご覧ください。
また一方で、EVよりもPHEVの需要が伸びているという話も聞きます。
そうなると駆動系はエンジン+モータの2個になるので、むしろ部品点数は増えることになりますよね。そういう意味では、むしろ検査の自動化ニーズが高まっていると感じます。
こういったEVやPHEVの穴検査ニーズにも、しっかりお応えできるように、製品力を高めていきたいと考えております。
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